散歩の達人
散歩は、いい。
ちょっと外に出て歩くだけで、体がポカポカしてくるし、外の空気を吸えてリフレッシュできる。
何より、なにもしんどくなく特別なことをしない感じがいい。
古代の人も、きっと散歩くらいはしてたに違いない。
散歩は、シンプルなくせに、めちゃくちゃ体にいいらしい。
朝15分だけでも散歩するだけで、幸せホルモンのセロトニンがでるし、夜はそれがメラトニン、つまり眠りやすくしてくれるホルモンに変わるらしい。
ちょっと外を歩くだけで、自律神経の乱れが改善するなど体にいい効果がめちゃくちゃあるみたいなのだ。
そんなに簡単で体にいいなら、散歩して損はない。
シアトルも、やっと晴れ間が増えてきて、寒すぎず暑すぎず、とても気持ちのいい天気が増えてきた。
辺りには桜が咲いている場所も少なくなく、散歩をしながら花見もできて、
まさに散歩に最高な時期だ。
私も起きたらなるべく早く外に出て、時間が許す限り散歩をする様にしている。
散歩からはじまる朝なんて、
素敵やん…?
そんな自称優雅な朝を送っているという話を姉に話してみたら、どうやら甥っ子のLも毎日朝から散歩に出ているらしい。
*私の姉についてはこちらのブログで簡単に説明しています。
それも、朝の5時半からラブラドールの愛犬ラブを連れて3〜40分散歩をしているようだ。
犬を飼っている家庭ならごく普通の朝の迎え方だが、実はこの甥っ子は若干2歳。
まだ2歳なので、もちろん義兄と一緒に犬の散歩に行っているのだが、散歩中は抱っこなどは一切せがまずに完歩するらしい。
朝だけではなく、彼は日中も歩きまくっているらしいのだ。
その後の保育園にいき、1日しっかり保育園で過ごした後も歩いて帰宅するらしい。
最近では普通の帰り道じゃ飽き足らず、遠回して帰宅したいと姉にせがんでくるとのこと…。
家に帰ったあとは疲れてぐったりするのかと思えば、そうではないらしく、夜まで0歳の妹Rと愛犬ラブと一緒にしっかり遊んでから1日を終えるらしい。
そんな歩き回っているなら、さすがに園ではおとなしく過ごしているのかと思えば、そうではないらしい。
保育園の先生たちからも「L君の体力、ものすごいですね!」とお墨付きをもらっているくらいパワフルな園生活を送っているらしいのだ。
そんな体育会系2歳児の彼が通っている保育園も、なかなかの体育会系な保育園らしいのだ。
園生活では冬でも上半身裸で元気に走り回ってるのはどこの保育園でもありえる風景だが、年長になると運動会会で1500mもの距離を走ったり、遠足では片道1時間かかるの公園に往復歩いて行くとのこと。
年長さんは1500mを走る運動会だが、2歳の甥Lのが走る距離は、200m。
1500mに比べると短いが、200mって本気で走ると最後の50mがマジでキツイ。
この園で育った子達は、口を揃えて小学校の体育が物足りないと言うらしい。
そりゃぁ、そうだろうよ。
そんな体育会系保育園の先生方に体力を褒められるLは、相当な奴だと私は見込んでいる。
しかもその褒められた体力は、朝5時半の散歩をした後の体力だ。
アホな叔母の私は、つい思ってしまった。
Lは…神童…なのか…?
それか、ゴン=フリークスの実写版…??
人生2年目で、アスリートの様な生活をしている散歩の達人Lから言わせれば、私の散歩なんてウォーミングアップ程度だろう。
日本に帰った時、アラサーの体力は追いつくのだろうか…。
それより、そんなに体を動かしている彼のセロトニンレベルは相当高いだろうし、現に彼はなかなかのハッピーkidの様だ。
たくさん体を動かして、幸福度も高くて、
元気に成長しているようで、本当に嬉しい限りだ。
最近は運動だけでなく、いろんな言葉も喋れる様になって、姉の真似をしていろんなことを言うらしい。
イントネーションも器用に真似ができる様になったそうだ。
そんな彼に姉が教えたフレーズは、アントニオ猪木のお決まりフレーズ、
元気ですかーっ!
そう言って元気に保育園に登園しているらしい。
これから甥Lが、どんなボンバイエな男になるのかが楽しみだ。